遠近法の意味とは何ですか?種類を中学生や初心者にもわかりやすく!

Hola~ オラ~ こんにちは ハポネコです。

今回は「遠近法とは何か?」について調査!

パースの意味や透視図法の種類について
画像を交えながら解説いたします。

遠近法を使ったルネサンス以降の
絵画の作品についても調べてみました。

小学生や中学生、初心者にもわかりやすく
まとめましたので、ぜひ御覧ください!

遠近法の意味とは何ですか?

 

絵や図を描くときに

  • 遠くにあるものを遠くに
  • 近くにあるものを近くに

目で見た体験と同じような距離感で
描き分ける方法が遠近法です。

 

また目に映る体験を平面に
より正確に写し取る技法を透視図法といいます。
英語に訳するとperspective(パースペクティブ

 

なので日本では遠近法透視図のことを
パースと略して表現します。

 

遠近法って今では美術だけでなく
建築、映画、アニメ、CGなど
視覚表現の分野で広く使われています。

 

でも昔の絵では「遠くのモノは手前のモノに隠れる
これだけが距離を表現する唯一の手法でした。


確かに…重なったら奥に.. ^^;

 

現在のような遠近法が生まれるまでに
いろんな数学的なアプローチがあり
幾何学的な透視図法が試されました。

 

ルネッサンスになると天才が登場…

レオナルドダビンチの結婚や作品の謎とは?最後の晩餐をわかりやすく解説! レオナルド・ダ・ビンチは光線の軌道を
厳密に計算し直して、より正確な遠近法を
絵画で表現します。

 

それまでの透視図法に
遠くのものは色が変化して境界がぼやける」という
空気遠近法の考え方を組み合わせました。

 

これって今ではあたりまえの考え方なんですが
遠近法を使ったすごーい発明だったのです。

 

遠近法の種類とは?中学生や初心者にもわかりやすく!

遠近法を目的別に分類すると


引用:画と遠近法I : 東西の比較から絵画教育の可能性をさぐる

めっちゃ多い ^^;

今回は遠近法を大きく分けて

  • 線遠近法
  • 空気遠近法

2種類を説明いたします。

 

線遠近法を用いた透視図は

  • 1点透視図法
  • 2点透視図法
  • 3点透視図法

主に3種類です。

 

1点透視図法とは?

対象物を正面から見るのが特徴
奥行きのある通路や部屋を表現します。

 

視点はモノの正面から。


消失点は1つだけです。

 

部屋の中や通路を描くときに使います。
奥にいくほど間隔が狭くなります。

 

2点透視図法とは?

対象物を斜めから見るのが特徴
建物を斜め横から見た場合などに

視点はモノの斜めから

左右に消失点が2つあります。

 

建物を斜めから描くときに使う技法です。

 

3点透視図法とは?

対象物を斜め下または斜め上から見るのが特徴
高いビルを見上げた場合など

モノの斜め上や斜め下からの視点

消失点は3つあります。

 

空気遠近法とは?

自然の風景は平行線や消失点を設定しても
正確には描くことができません。
そこで遠くのモノほどかすんで見える
空気遠近法が有効な手法になります。

 

山並みを表現する時に使います。
大自然の中にはパースがあまり無いのです。

 

空気の層があるので
距離が遠いほど霞んで見えます。

 

遠近法でルネサンスの有名な絵画の作品は?

 

1413年 初期ルネサンス時代
イタリアの建築家フィリッポ・ブルネレスキが
1点透視図法を世界で初めて完成させました。

ブルネレスキは鏡に風景を映し
その輪郭をなぞって遠近法を見出しました。

 

1427年 初期ルネサンス時代
画家のマサッチオが世界初
1点透視図法を使った絵画
「三位一体」を製作しました。

 

1490年代
画家のアンドレア・マンテーニャが
人体を短縮して視点を表現する
「短縮遠近法」を開発

上下だけ短縮されているので
頭が大きく見えます。

 

1490年代以降の盛期ルネサンス
レオナルド・ダ・ビンチ
ミケランジェロ
ラフェエロなど
多くの巨匠が遠近法を使って傑作を製作

 

その後、1914年の近代
イタリアの画家ジョルジョ・デ・キリコは
わざと複数の消失点をずらして
不思議な世界を描きます。

 

形而上絵画を生み出したキリコは
多くの画家に影響を与え
シュールレアリズムへと発展していきます。

 

遠近法は様々な作品に受け継がれ
発展しているのです。

 

まとめ

今回は遠近法の意味や種類とは何か?について解説!

透視図法やパースについて画像を交えながら
小学生や中学生、初心者にもわかりやすく
まとめてみました。

遠近法を使ったルネサンス以降の
絵画の作品についても調べてみました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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