Hola~オラ~
こんにちは、ハポネコです。
今回はメキシコ発のオリジナルの顔料
マヤブルーについて調査!
古代マヤの壁画にも使われている
謎の多い神秘の色彩です。
象徴する意味やマヤブルーを使った展覧会の様子など
わかりやすく解説していますので
よろしければ気軽に御覧ください。
マヤブルーとは?古代の顔料に秘められた謎
マヤブルーは、古代マヤ文明で使用された
非常にユニークな青色の顔料です。
この顔料は、壁画、彫刻、陶器、
宗教儀式の装飾などに広く用いられ、
その鮮やかで美しい色合いが特徴的。
驚くべき点は、何世紀も経てもほとんど色褪せない
高い耐久性を持つことなのです。
こちらはプエブラにある
カカシュトラ遺跡(600-900年頃)の壁画で
保存状態がとても良いのです。
こちらはチアパス州のボナンパック遺跡(300-800年頃)
マヤブルーは主に背景に使われてますね。
実物を見ると非常に卓越した筆使いなのです。
植物由来の染料(インディゴ)を特別な方法で混ぜ合わせ、
高温で焼き付けることで作られました。
この高度な化学的知識と技術は、
当時のマヤ人の卓越した科学的理解を物語っています。
メキシコではañil(アニール)と呼ばれている
マメ科の植物から青い染料を抽出。
ハポネコはお隣の州のメリダへ行き
この青い染料を購入。
昔ながらの製法なので
雨水を貯めて作ってるんだそうです。
さらに、マヤブルーには宗教的・精神的な意味も
込められていたとされています。
特に、生贄の儀式や神聖な場面で使われることで、
天と地、神々との結びつきを象徴していた可能性があります。
その神秘性と先進性が、現代の研究者たちの興味を引きつけ続けています。
神秘の色彩:マヤブルーが象徴する意味
マヤブルーは、単なる装飾的な顔料ではなく、
古代マヤ人にとって深い象徴的意味を持つ神聖な色彩でした。
この青色は、空や海などの自然界を象徴すると同時に、
天上界と地上界をつなぐ架け橋としての役割を
果たしていたと考えられています。
特に宗教儀式において、マヤブルーは
重要な役割を果たしました。
祭壇や神殿の壁画、陶器の装飾に使われただけでなく、
生贄の儀式で供え物や人々の体に塗られることもありました。
このことから、マヤブルーは「神々への献身」や
「魂の浄化」を象徴していたと推測されています。
この昔の映画で当時はこんなだったのかな~
と想像が掻き立てられまする。
また、マヤ文明では青色が雨や豊穣を司る神
チャックと関連付けられていました。
特に雨乞いの儀式では、マヤブルーが儀式を
神聖なものとする色として用いられ、
自然や生命の循環における重要性を示していました。
そのため、マヤブルーは物質的な色彩以上に、
精神性や宇宙観を体現した特別な存在だったのです。
自然との調和や精神的な繋がりを考えるうえで、
貴重な文化的メッセージを伝えています。
現代に蘇るマヤブルー:展覧会を企画!
メリダで購入したマヤブルーの顔料を
作品の一部に使った展覧会を企画。
参加者は芸術大学の2年生の12名です。
なるべく青色に統一したドローイングで
自由に描いてもらいました。
展示スペースは観光地で旅行者が多く
空間は小さかったのでポストカードサイズで
各自10枚を出品。
値段も200円以内くらいに収めたところ
売れ行きは好調。
年末シーズンだったのも良かったですね。
最後に
今回はメキシコ発のオリジナルな
マヤブルーについて解説。
ハポネコは20年くらい前に
初めて訪れた遺跡がカカシュトラで
美しい青だなぁ~と感じた体験が
今に繋がっていて、ちょっと感慨深いのです。
1000年経っても色褪せていない
神秘の色彩をぜひ遺跡で御覧ください。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
また別の記事でもお会いしましょう。
それでは~
Nos Vemos! またね~
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