Hola~ オラ~ こんにちは ハポネコです。
今回はジュルジュスラーの作品
グランド・ジャット島の日曜日の午後とは?
作品のテーマや意味について解説しています。
また作品が収蔵されている美術館や
グランド・ジャット島はどんな場所なのか?
地図も掲載しています。
わかりやすくまとめましたので
ぜひ御覧ください。
スーラのグランジャット島の日曜日の午後とは?
グランジャット島の日曜日の午後は
ジョルジュ・スーラの作品です。
ジョルジュ・スーラ 1886年
キャンバスに油彩 207 x 308 cm
シカゴ美術館
セーヌ川に浮かぶ島で人々がくつろぐ
日曜日の情景が描かれています。
英語の作品名は
A Sunday Afternoon on the Island of La Grande Jatte
フランス語の作品名は
Un dimanche apres-midi a l’Ile de la Grande Jatte
制作年は1884年から1886年
2年の歳月を経て完成しています。
1枚の作品に2年間も!
スーラはグランジャット島へ通いながら
- 風景や人物をよく観察
- デッサンや油彩、スケッチ
- 完成までに30枚ほどの習作を繰り返し
縦2メートル、横3メートルの画面を構成しました。
スーラが生きた時代は感覚的な作風が多い
印象派の画家が全盛期の頃。
その時代にスーラはグランジャット島の日曜日の午後を
極めて理論的に制作したことが評価されています。
スーラは光を絵の具で表現することを
科学的視点から研究し点描画の技法を発明しました。
他の人と違っていることが重要ですね。
1891年に31歳の若さで亡くなったスーラ。
グランジャット島の日曜日の午後は
スーラが26歳ころの1枚です。
収蔵されているシカゴ美術館はコチラ
作品数はとても少なく
グランジャット島の日曜日の午後は
スーラの代表作になっています。
グランジャット島はどんな場所?
印象派が最先端だった時代に多くの画家が
パリ周辺やセーヌ河畔の風景を描きました。
スーラが描いたグランジャット島は
フランスのパリ市から1.5kmほど
セーヌ川に浮かぶ小さな中洲です。
グランジャット島は細長い形で全長は2km
現在は4000人ほどの人が住んでいて
企業ビルや住宅も立ち並びますが
- 遊歩道
- 自転車専用道
- 公園
- 広場
- 競技場
- テニスコート
などなどきちんと区画整理されていて
セーヌ川、限りなく広がる空など豊かな自然があり
現在も市民がリラックスできる憩いの場なのです。
グランジャット島の日曜日の午後のテーマとは?
スーラは科学的な理論に基づいて作品を完成。
26歳と若い時期にこれだけ集中できた仕事はお見事です。
同じ時代にこの理論を発見して
絵画で表現できたのはスーラだけでした。
新印象派、ポスト印象派といわれるスーラの
グランジャット島の日曜日の午後は
のちの画家にも影響を与え
フランス絵画を代表する作品になりました。
…っとここまではウィキペディアにもある
一般的な情報なのですが作品のテーマとは
『ゆったりとリラックスした日曜日の情景』
だけなのでしょうか?
ベストセラーになった
『怖い絵』と『へんないきもの』の共著
『怖いへんないきものの絵』の解説では
スーラのグランジャット島の日曜日の午後に
描かれているサルに注目しています。
ヨーロッパでサルは
- 不道徳
- 愚か
- 卑しい
- 汚らわしい
- 好色
などなど人間以下と
罪や悪徳の象徴となっています。
ゆったりとした情景にサル…
たまたまペットとして連れていたのでしょうか?
犬だけでもよくね?ということで
作品の右端の二人連れは夫婦ではなく
愛人なんだということを示すために
サルを描いたと解説しています。
でもスーラは不倫を象徴するために
サルを描いたのでしょうか?
ハポネコはスーラが象徴的にサルをモチーフに選んではなくて
純粋に科学的な理論を絵画的に追求しただけかなと感じます。
なぜなら他のスーラの作品を鑑賞すると
象徴的にモチーフを描いていないからです。
あと他にはスーラのドローイングをみても
あまり象徴的に捉えてなくて
サルの形を楽しんでるように感じます。
描きたかっただけじゃない?
と思うのです。
ぜひ自分なりに作品を推理してみると
グランジャット島の日曜日の午後を
より楽しめると思います。
正解はないですから~
まとめ
今回はジュルジュスラーの作品
グランド・ジャット島の日曜日の午後とは?
作品のテーマや意味について解説しました。
また作品が収蔵されている美術館や
グランド・ジャット島はどんな場所なのか?
地図も掲載。
ぜひ自分なりの感性で
スーラの作品を鑑賞してみましょう!
最後までお読み頂きありがとうございました。
また別の記事でお会いしましょう!
Nos Vemos Pronto!
ノスベモス プロント!
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