Hola~ オラ~
こんにちは ハポネコです。
今回はStill lifeとは?
語源の意味や由来と
静物画のデッサンや構図
モチーフについて調査!
わかりやすくまとめましたので
ぜひ御覧ください(・∀・)
Still lifeとは?意味は静物画?
Still lifeとは日本語で静物画の意味です。
Still lifeの語源は大きく二通りあって
1.ゲルマン語系のstilleven(オランダ)
直訳すると「動かざる生命」
または「静止したモノ」
静物画の言葉に近いです。
2.ラテン語系のnatura morta(イタリア)
直訳は「死せる自然」
造語でちょっと皮肉っぽい意味です。
アカデミズムにおける上位のジャンルは
nature vivente (生きている自然)と
呼ばれていた歴史画、肖像画でした。

例えば歴史画を描くには
人物、背景、想像力が必要です。
人物のポーズとか、難しいし
しかも衣装とか想像でリアルに描くの
めっちゃ知識がいるのです。
日本の大河ドラマとか歴史モノ
すごく時間とお金かかりますよね。
一方で見たまま描ける静物画は
「え~簡単じゃーん」と尊敬されない
一番下のジャンルだったのです。
この価値を大きく変えたのが
近代絵画の父、セザンヌ。
彼は静物画の画面上で再構成しました。
見たまま、写真のように描かなかったのです。
ポールセザンヌの作品や代表作とは?りんごやキュビズムと名言も?
これが後のフォービズム、キュビズムにつながっていき
パピエ・コレ、コラージュなどの技法や考え方と
近代絵画に重要な影響を与えます。
キュビズムの特徴をわかりやすく解説!ピカソの技法や作品の見方とは?
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Still life(静物画)のデッサンとは?
静物画のデッサンとは
- 木炭デッサン
 - 鉛筆デッサン
 
この2種の技法に分かれています。
木炭デッサンの静物画
油絵や彫刻を習うときに使う
木炭デッサン。
ざっくり進められるプロセスが特徴です。
木炭デッサンに使う画材はコチラ
木炭デッサンは専用の紙が重要です。
画用紙には木炭が定着しません。
また終わったらフキサチーフで
紙に定着させる必要もあります。
トーンを重ねながら
ネリ消しゴムでも描いていきます。
鉛筆デッサンの静物画
日本画やデザインを習う時は
鉛筆デッサンで静物画を描きます。
繊細で細密な画が特徴です。
鉛筆デッサンの画材はコチラ
紙の種類が様々あり
目が細かいとより細密に描けます。
鉛筆は日本製ならハイユニ
海外ではステッドラーがおすすめです。
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Still life(静物画)の構図やモチーフとは?
静物画の良いところは
他のジャンルに比べて
モチーフが簡単に見つかる点です。
身近にあるモノを描けます。
最初の静物画はモノを1点から
縦画面ではやや下に描くと安定します
横画面では中心に。
1点の静物画の構図では大きさに気をつけます。
余白のバランスがとても重要です。
様々な質感のモノを描いたら
3点の静物画を始めます。
こちらもモチーフのバランスが重要。
慣れてきたらモノの点数を増やして
様々な質感のある静物画にチャレンジしましょう。
名画にみる静物画の構図やモチーフ

ミケランジェロ・メリジ・ダ・カラヴァッジョ
「果物かご」1596年以前
46x64.5cm ミラノ アンブロジアーナ美術館蔵



まとめ
Still lifeとは? 日本語で静物画の意味です。
語源の由来や静物画のデッサンの構図やモチーフについて
わかりやすくまとめてみました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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