Hola~ オラ~ こんにちは ハポネコです
今回はシュルレアリスムの画家のコラージュ作品について
特徴や意味をわかりやすくまとめてみました。
違いが面白いので
ぜひご覧ください。
シュルレアリスムとは?何ですか?わかりやすく解説!
1924年、詩人アンドレ・ブルトンによる
『シュルレアリスム宣言』から始まりました。
シュルレアリスムとは理性から人間を開放し
純粋な精神の表現を目指した芸術運動です。
『現実世界の支配から距離をおいて
人間を解放すること』が目的でした。
シュルレアリスムの代表的なアーティストは
マックス・エルンスト、ジョアン・ミロ、アンドレ・マッソン
サルバドール・ダリ、ルネ・マグリット
時代背景には第1次世界大戦が…
とても悲惨な状況を目の当たりにしたことで
芸術の分野にも変化が起こったのです。
シュルレアリスム絵画には大きく二つの画風があり
1.自動筆記やデペイズマン、コラージュなどを使い、
自意識が介在できない状況下で絵画を描くことで、
無意識の世界を表現しようとした。
マックス・エルンストのコラージュ作品
なんだか不思議な風景ですよね ^^;
2.不条理な世界、事物のありえない組み合わせなどを写実的に描いた
『記憶の固執』
アーティスト: サルバドール・ダリ
寸法: 24 cm x 33 cm
完成: 1931年
展示場所: ニューヨーク近代美術館
一方でコラージュとは芸術における表現手法で
異なる素材を組み合わせて
新しいイメージを作成する技法です。
コラージュは20世紀初頭
前衛芸術の1つの手法として
劇的なムーブメントを起こしました。
シュルレアリズムの画家も積極的に
コラージュの手法を採用しています。
具体的にどのような作品が生まれたのか?
わかりやすくまとめてみました。
シュルレアリスムの画家のコラージュとは?
コラージュの語源はフランス語の(貼り付け)です
初期のコラージュはピカソやブラックが
釘、ボタン、ガラス片、新聞の切り抜きなど
ちがう素材を組み合わせてテクスチャを強調し
新しい造形空間を創造。
ひとつのものを別のモノに転化させたり
新しくすなぎ合わせたものの形から
思いがけない意味を引き出しました。
コラージュの第一人者として知られる
マックス・エルンストは1920年から
コラージュの実験を行っていました。
その後、シュルレアリスムに参加すると
デペイズマンの体系下にコラージュを発展
理論化します。
デペイズマンの元々の意味は
「異国の地へ送ること」
シュルレアリスムの画家によるコラージュは
このデペイズマンによる
「居心地の悪さ、違和感、戸惑い」
を含んだ表現が特徴的です。
シュルレアリスムの画家のコラージュ作品や代表作は?
マックス・エルンスト
(Max Ernst, 1891年4月2日 – 1976年4月1日)
20世紀のドイツ人画家・彫刻家
コラージュ作品の代表作は
博物誌(1926年)百頭女(1929年)など
自分で描くことが主流の時代
百科事典を切り抜いて新しいイメージを
とてもクリエィティブな作品です。
ルネ・マグリット
(René Magritte, 1898年11月21日 -1967年8月15日)
ベルギー・レシーヌ出身のシュルレアリスムの画家
絵画にコラージュの技法が使われています
とても幻想的な世界観ですね。
イヴ・タンギー
( Yves Tanguy, 1900年1月5日 – 1955年1月15日)
20世紀のフランス出身の画家。
遊び心が溢れるコラージュ作品
まとめ
今回はシュルレアリスムの画家のコラージュ作品について
特徴や意味をわかりやすくまとめてみました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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