日本で有名な版画家を5選!初心者にも簡単でわかりやすい解説で!

Hola~ オラ~
こんにちは ハポネコです。

日本で有名な版画家を5選!
世界的にも評価が高い
日本人アーティストを
選んでみました。

初心者にも簡単でわかりやすい解説に
なっております。

版画の種類もわかりやすくまとめましたので
ぜひご覧ください(・∀・)

日本で有名な版画家:葛飾北斎

 

1760年:葛飾生まれ
1849年:88歳没
浮世絵

葛飾北斎は世界的に有名な画家です。
1999年にはアメリカの雑誌『ライフ』の企画
「この1000年で最も重要な功績を残した世界の人物100人」に
日本人として唯一、86位にランクイン!
ゴッホや印象派の画家にも多きな影響を与えています。

プライベートや私生活は謎が多い北斎。

  • 寿命が90歳
  • 生涯の作品数は3万点
  • 弟子や孫弟子が200人以上
  • 雅号を約30回も変更
  • 結婚は2回

すべて画業に専念するがゆえに
掃除するのが面倒で
散らかったら引っ越しを繰り返していたそう
かなり変わった人ですよね

 

ハポネコは何枚か「北斎漫画」を
模写したことがあります。

 

人の特徴を一瞬で掴んで
とんでもないスピードで
サクッと描いている技術。

 

それを北斎が楽しみながら
そのワクワクをどう伝えるのか
エンターテイナーのような
人を楽しませる前向きな精神があります。

 

漫画、アニメ好きな人もぜひ
一度見てみてください。

 

今はデジタル化されていて
全巻お求めやすくなってます。

 

特に滝や水の表現が秀逸で
創造性豊かで元気になります。

 

日本で有名な版画家:歌川国芳

1798年:江戸生まれ
1861年:63歳没
浮世絵

国芳は浮世絵師の一人で
画想の豊かさ
斬新なデザイン力
奇想天外なアイデア
確実なデッサン力
と作品の評価が高いです。

 

浮世絵で上手い人は多いんですが
ハポネコが国芳に惹かれるのは
その反骨精神です。

 

国芳が42才の頃、1842年には
幕府の取り締まりで浮世絵の一部が禁止に。

 

江戸幕府の理不尽な弾圧に
江戸っ子の国芳は黙って見ていられません。

 

天保の改革を作品で皮肉ったのです。

幕府はそんな国芳を要注意人物と
徹底的にマークし、奉行所へ呼び出されます。

 

尋問や時には罰金、始末書を書かされたり。

 

それでも国芳の筆は止まること無く
幕府を風刺する国芳に江戸の人々は
喝采を浴びせたのでした。

 

こんな人間的なエピソード、日本の歴史では
学ぶ機会ないですよね。
天歩の改革の年号だけ覚えて試験しても
なんだか意味ないのです(^_^;)

 

そんな中でハポネコが
一番大好きな国芳の作品はコチラ

落書きの猫なんですけど
すごい躍動感があって
生き生きとしていませんか?

 

晩年は武者絵の世界を築いた国芳は
1861年に65歳の生涯を閉じました。

 

日本で有名な版画家:棟方志功

1903年:青森生まれ
1975年:72歳没

油絵・木版画・板画

ワだばゴッホになる』は有名な棟方志功の言葉
少年時代にゴッホの絵を見て感動し
大きくなったら絵描きになると宣言したそう。

 

そこで東京に上京して
絵のキャリアは油絵からスタート

 

その後、川上澄生の版画に出会い
感激して版画家になることを決意。

 

青森生まれの棟方志功さん
豪雪地帯の出身なので
家には囲炉裏が常にある状態。
その煤で目を悪くしてしまい
極度の近視なんです。

 

ハポネコが一番衝撃を受けたのは
棟方志功さんの制作風景です。

板画と呼ばれるその手法は
いきなり墨で勢いよく下絵を書きます。
その気持の勢いがあるまま
一心不乱に彫り続けるのです。

 

これは真似できないなと..

 

故郷青森の大のねぶた祭り好きと知られ
作品のテーマにも描かれています。

 

1956年にはヴェネチア・ビエンナーレで
日本人として版画部門で初の
国際版画大賞を受賞。

 

棟方志功さんは世界的に認められた
日本の有名な版画家なのです。

 

日本で有名な版画家:菅井汲

1919年:神戸生まれ
1996年:77歳没
洋画家・版画家

国際的に最も高く評価されている
日本人画家の一人です。

 

でも一般的にはあまり知られてないかも。

 

ポルシェを運転する無類のスピード狂
20年間、同じメニューを食べ続ける

 

こんなエピソードが面白いのです

 

阪急電鉄で商業デザインを学び
1952年にフランスへ渡ります。

 

日本画を学んだ経験がある菅井の作品は
パリの美術界で「東洋的なエキゾティズム」と
高い評価を得るのです。

 

そんな菅井さんは愛車のポルシェで
高速走行している時に浮かぶビジジョンが
制作のモチーフなのです。

無類のスピード狂なので
1967年にはパリ郊外で交通事故に

 

頸部骨折の重傷を負うのですが
一命をとりとめます。

 

ハポネコもバイクが好きなので
菅井さんの作品には
共感を覚えるのです。

 

また元祖ミニマリストともいえる食生活で
朝食・昼食・夕食のメニューは
それぞれ決まっていて、同じメニューを
20年間食べ続けたそうです。

 

画風は西洋と東洋がバランス良く
あらわれてると感じます。

 

リトグラフが特に好きな版画家です。

 

日本で有名な版画家:池田満寿夫

1934年:満州生まれ
1997年:63歳没

1960年から版画の国際展では賞を総なめで
1977年には小説「エーゲ海に捧ぐ」で
芥川賞作家に
のにち映画化され話題になりました。

  • 油絵・アクリル・水彩・版画
  • 文学
  • 映画・テレビ
  • 陶芸

マルチに活動している池田満寿夫さんですが
やっぱり初期のドライポイントの版画が
かなり秀逸な作品だと思います。

池田満寿夫さんのエロティックな作品に
モデルはいなかったそうです。
ファッション雑誌やポルノ雑誌で
イマジネーションを膨らませていたそう。

 

版画って何?初心者にも簡単でわかりやすい解説で!

 

有名な版画家をご紹介したので
少し版画の技法について
補足説明いたしたいと思います。

版画はその版の仕組みから
凸版画、凹版画、平版画、孔版画
大きく4つに分類されます。

 

また印刷する版面の種類によって
木版画、銅版画、石版画に分類されます。

 

日本人ならばみんな小学校で
木版画を習ったのではないでしょうか。

 

版画の種類を図でわかりやすく解説すると

凸版画(とつはんが)

出っ張っている部分(彫らずに残した部分)に
インクが付いて、紙に写し取る技法です。
主に木版画があります。

 


凹版画(おうはんが)

削った部分を特殊な液体で腐食させることで
その溝にインクが残り、紙に写し取る技法です。

 


平版画(へいはんが)

彫ったり削ったりせず、版は平らな状態のまま
水と油の反撥作用を利用して
インクを紙に写し取る技法です。

 


孔版画(こうはんが)

身近なものではプリントゴッコ
シルクに蝋を塗り布目を塞ぎ
インクの色を写し取りたい部分だけ蝋を溶かし
布目を通してインクを紙に写しとります。

 

吹付け版画:ジクレー・アイリスなど

ジクレーの語源はフランス語で「吹付け・ジェット・吹き出し」
この技法はオリジナル作品をスキャンしてコンピューターに取り込み
そのデータを特殊プリンターにて版画用紙やキャンバスに
微細なインク噴霧にて刷ります。
ジクレーの最大の特徴はオリジナルに対しての再現性の高さ!
色の階調など従来、表現が難しかったものもクォリティー高く
出しやすくなりました。
厳密には他の技法のように版が存在しませんが
その技術の誕生過程から版画に分類されている技法です。

ハポネコもジクレーで印刷している
版画作品を制作しております。
よろしければギャラリーにもぜひ
お立ち寄りください

ハポネコのギャラリー

 

まとめ

 

日本で有名な版画家を5選!
世界的にも評価が高いアーティストを
ハポネコが独自に選んでみました。
初心者にも簡単でわかりやすい解説で
まとめてみました。

最後まで読んでいただきありがとうございま

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