美術と芸術の違いや意味は?アートとは何か初心者にも簡単に解説!

Hola~ こんにちは ハポネコです

今回は美術と芸術の違いや意味について調査!
アートとは何か?についても調べてみました

日本と海外ではちょっと意味や歴史的背景が違うんです

初心者にもわかりやすく簡単に解説していますので
ぜひご覧ください(・∀・)

美術と芸術の違いは?初心者にもわかりやすく解説!

 

結論から述べると
芸術の中にある一つの分野が美術です

 

日本の芸術のカテゴリーは

  • 文芸(言語芸術)
  • 美術(造形芸術)
  • 音楽(音響芸術)
  • 演劇・映画(総合芸術)

大きくこの4つに別れていて
デザイン(応用芸術)
芸術の一分野として含まれています

 

この他に芸術はマンガやアニメ
茶道や料理など複数のものが
組み合わさっている場合もあります

 

芸術の中に美術という分野が
含まれているので
美術と芸術は違う意味を持つ言葉になります

 

美術の種類やジャンルには

  • 絵画(洋画・日本画)
  • 浮世絵
  • 彫刻・彫塑
  • 折り紙
  • 庭園
  • 書道
  • 工芸
  • 華道(いけばな)
  • 陶芸
  • 建築
  • 写真

これだけの種類があります
庭園や建築も美術なんですね

 

日本では視覚によってとらえることを目的として
表現された造形芸術(視覚芸術)の総称を
美術という言葉で表現しています

 

 

美術の意味はちょっと曖昧な点も多くて
空間芸術であるインスタレーションや
映像・パフォーマンス
イラストレーション、デザインや工芸も
美術と呼ばれることがあります

 

日本の美術教育では

  • 小学校→図画工作
  • 中学校→美術
  • 高校→選択科目で美術
  • 大学→芸術

と専門的に勉強するのが
一般的ではないでしょうか。

 

だから多くの日本人が義務教育の中学校で習う
美術の教科書に掲載されている内容が
一般的な日本での美術のイメージだと思うのです


メルカリで売ってました(^_^;)

 

ボクは高校の時に美術科に入学して
少しだけ早く専門的に勉強することができました。

でも美術と芸術の違いや言葉の意味については詳しく
教えてくれる人がいなかったんですよね(T_T)
当時はインターネットも無かったし…

 

なぜ美術と芸術の違いについて知りたくなるのか?
考えてみたんですが

  • 教えてくれる人や場所が少ない
  • ネットで検索しても情報が少ない
  • 日本語の意味が曖昧

だからではないでしょうか

 

美術と芸術の意味の語源や
ちょっとした歴史について調べてみたので
どうぞご覧ください(・∀・)

 

美術と芸術の意味が曖昧?初心者にもわかりやすく解説!

 

芸術の意味なんですが

芸術とは表現者(アーティスト)が表現物(アート作品)をつかって
鑑賞者と相互に作用することで
精神的・感覚的な変動を得ようとする活動です

 

音楽やパフォーマンスでは
物を使わない場合もありますね

 

その中で視覚的な表現物を使うのが
美術という分野になります

 

美術は英語でファインアート(純粋芸術)
ビジュアルアートまたはアートと表記されます

 

芸術もアートなので英語では同じ言葉で表記されますね
っとするならば

美術=アート=芸術…..

 

うーん 日本語では違う意味なのに(T_T)
英語では意味が一緒になるとは
なんだか曖昧じゃないですか?

 

 

なぜ美術と芸術の違いが曖昧かというと
どちらも幕末期に海外から輸入された言葉だからです

 

元々、美術と芸術は日本にはなかった言葉なんです

 

幕末以降の和製漢語の例によると

文化、文明、民族、思想、法律、経済、資本、階級、警察、分配、
宗教、哲学、理性、感性、意識、主観、客観、科学、物理、化学、
分子、原子、質量、固体、時間、空間、理論、文学、芸術美術
喜劇、悲劇、社会主義、共産主義、電話

たくさんの新しい言葉が生み出されました

 

これらの言葉を作って広めた人物が凄くて

  • 杉田玄白 (1733-1817)
  • 宇田川玄真(1770-1835)
  • 宇田川榕菴(1798-1846)
  • 市川清流(1824-未詳)
  • 西周 (1829-1897)
  • 福澤諭吉 (1835-1901)
  • 福地桜痴 (1841-1906)
  • 中江兆民 (1847-1901)
  • 森鴎外 (1862-1922)
  • 夏目漱石 (1867-1916)

錚々たる偉人が多いのです(゚д゚)!

1万円札の福澤諭吉は慶應義塾大学の創設者で
現在の日本の教育の礎を作りました
恋愛もこの時期に作られた言葉です

 

この他にも
「自由」、「観念」、「福祉」、「革命」など
元々あった日本の言葉の意味を変えて
西洋に合わせた経緯もあります

 

また「社会主義」などの言葉は
中国語を拡大解釈して輸入されています

 

当時の日本は鎖国が終わり文明開化の幕末で
西洋の植民地化を避けるために
急いで日本を国として世界に認めさせる必要がありました
対等に交渉するために命がけだったんですね

 

西洋の言葉を日本語で作る必要があったのです

 


「人間動物園」(1905年)リエージュ万国博覧会の写真です。
ヨーロッパにおいて、植民地支配を正当化するため
アジアアフリカの諸民族を野蛮な「遅れた」ものとみなし
動物のように展示しました。どひゃぁーー
万博にて格好の客寄せとして注目を浴びたのよ。

 

とても簡単に解説すると
共通の言葉がないと対等に議論が出来ないし交渉ができません。
そうなると攻め込まれて占領され奴隷にされてしまいます。
急いで新しい言葉を生み出して国のシステムを
アップデートしないといけなかったのです。

 

ハポネコはメキシコに住んでいるんですが
300年間もの間、スペインの植民地でした。
植民地化ってホント残酷ですよ(TдT)

メキシコの言語でこんにちはとは?ありがとうや挨拶の言葉や方法は?

 

この時代に国を動かした日本人って凄いんですけど
近代化の過程で日本のオリジナルな考え方や
文化も多く失われていると感じます。

 

同じ時期に美術館や芸術大学も創設して
西洋美術を勉強することが必須になりました

 

この事実も美術と芸術の違いが曖昧な原因の1つだと思うんですよね
海外と日本では芸術の文脈や歴史的背景が大きく違うのです

 

アートとは何か?日本と海外の美術教育の違い?

 

現在、ハポネコは海外に住んでいるんですが
日本と海外では芸術・アートの意味や
反応もまるで違うように感じます

 

先にも述べたようにアートとは何かというと
表現によって
鑑賞者と相互に作用することで
精神的・感覚的な変動を得ようとする活動
なんですが

 

日本の場合はどちらかというと
表現物を見て感じるがままに!言葉はいらない!
作品が全てという風潮が多いようです

 

でも海外では作品を可能な限り言語化して
論理的に説明するスキルが重要です

 

作品を前にして作家が自分の言葉で語り
プレゼンできないとアウトォ~(゚д゚)!

そんな時が多いんですよね~

 

この違いって日本と海外の美術教育が違うからなんです

 

海外では小さい子供の時から
美術館の作品の前で
作品を鑑賞する授業があります

 

子供の時から自分で感じたことを
自分の言葉で表現する授業があります。
この体験によって芸術が身近になり
感性や表現も豊かになって
プレゼンや批評する能力も向上します。

 

日本では職人のように技術を向上させる訓練が
美術の授業でも多いようです

 

日本ではマンガやアニメが
海外のアート作品のように身近で
みんなで鑑賞したり批評しあっているような
環境に近いのかもしれません

 

日本のマンガやアニメには
古典美術の文脈が引き継がれている
優れた作品も多く含まれています。

 

芸術が精神的・感覚的な変動を与えるものであるならば
マンガやアニメもアートといえますよね

 

美術と芸術とアートの意味は
日本と海外では違っているのです。

 

なので言葉の意味的には
美術≠アート≠芸術と表記できるのではないでしょうか

 

まとめ

美術と芸術の違いや意味とアートとは何か?
初心者にもわかりやすく簡単に解説しました

 

日本と海外では文脈や歴史的背景が
大きく違うので勉強する時は注意が必要です

 

また別の記事でもお会いいたしましょう
ノスベモス! (・∀・)
最後まで読んでいただきありがとうございました

 

 

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