Hola~オラ~
こんにちは!ハポネコです。
今回はメキシコの南にある
サンクリストバル・デ・ラスカサスから
自然の植物で作ったボタニカルインクをご紹介!
最近はサステナブルアート
持続可能な素材や技法を調べています。
わかりやすく解説していますので
初心者の方もぜひ気軽に御覧ください。
サンクリの魅力とエコな街づくり
メキシコの南にある
サンクリストバル・デ・ラス・カサスは
標高2200mにある夏も涼しい街です。
市の周辺には先住民の村が点在し、
伝統的な織物など様々な民芸品が
売られているカラフルな観光地。
ハポネコは隣町からサンクリへ引っ越しして
3年半くらいになります。
旅行だと魅力的なサンクリなんですが
住んでみると色々な問題点も多いですね。
それはどこも一緒なのかな。
最近気になっているのは水の問題で
一部の地域が浸水してしまうことです。
賃貸ですけどハポネコの家ですね(笑)
2024年の10月20日、雨季も終わった~
と油断しておりました。
3年半住んでこの一度だけですが。
浸水の原因は異常気象と川のゴミかなと。
田舎はポイ捨てが多くて
排水溝や川にゴミが溜まり
浸水の原因になってるみたいです。
そこでハポネコは環境への配慮や
意識を高めたくて持続可能なアートや
プロジェクトを実施しております。
今回はその一部であるメキシコの
植物から作るハンドメイドの
ボタニカルインクをご紹介いたします。
メキシコの自然素材で作るボタニカルインク
メキシコは日本よりも日差しが強いので
とても色鮮やかに感じますし
カラフルな食材も多いと思います。
今回ボタニカルインクを作るのに
使った自然素材は
- 紫キャベツ
- 赤カブ
- 薔薇の花
- ミント
- オレンジ色の花
- 紫の花
- ハイビスカスの花
- ベリー
- フランベリー
- palo brasil
たぶん日本に無い素材はpalo brasilかな
日本名はブラジルボクというらしいです。
心材は最高級のヴァイオリンやチェロの弓の材料になるそう
サンクリではこんな感じで市場で売ってます。
薬草として煎じて飲むのです。
効能は謎ですがw 赤く発色します。
これらの準備した自然素材を
- 煮る
- 水に漬ける
- アルコールに漬ける
これら3種類の方法を選んで
色を抽出します。
ハポネコは15分くらい煮ました。
それぞれ500ccの水で煮て
250ccのインクができました。
このオレンジ色の花
名前はわかんないんですが
なかなか色が抽出できなかった…
素材によって手強い…上手くいかにゃい…
なかなか面白い体験でございます。
素材によっては裏漉ししながら
ボトルにつめていきます。
できれば日光を通さない
茶色などの色付きの瓶がオススメです。
保管もなるべく暗所で。
日持ちはそれほど良くないので
これに防腐剤としてクローブや
タイムなどのハーブオイルを混ぜます。
薬局にEsencia de CLAVOで売ってました。
10~20mlのボタニカルインクに対して
1滴の分量で防腐できます。
ハポネコはこのCLAVOを使ったんですが
ちょっと臭かったので他の方法にしたい(笑)
分量は変わりますがアラビアゴムやグリセリン
蜂蜜も保存に使えるみたいです。
サンクリで楽しむインク作り体験
本来であれば劣化の原因になるので
混ぜるなキケン!なのですがw
それぞれの色にクエン酸、重曹、ミョウバン
洗剤などを混ぜて
様々な色の変化を楽しみます。
上段がそれぞれを水に溶かして混ぜ
下段は粉をそのまま振り掛けて
色の変化を観察しました。
抽出の方法や時間
また紙によっても発色が違って
面白い効果が楽しめます。
だから必ず日付や植物の種類
何を混ぜたかなどのデータを記録。
保管も大事な作業になります。
市場を巡る素材探しも
ワクワク♡ドキドキ
一期一会で楽しいです。
今後はこのインクを使った
ワークショップを実施したいのと
どんなテーマで作品ができるか
実験を楽しみたいと思います。
ボタニカルインクは退色するので
作品として使用する場合も
注意が必要かもしれませぬ。
最後に
メキシコの南、サンクリで作った
ハンドメイドのボタニカルインク
いかがでしたでしょうか?
いつか日本の素材でも試してみたいです。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
また別の記事でもお会いしましょう。
それでは また~
Nos vemos!
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