フレスコ画とは何ですか?意味や描き方と材料の種類をわかりやすく!

Hola~ こんにちは ハポネコです。

今回はフレスコ画とは?何なのかについて調査!

意味や具体的な描き方と材料の種類を
画像を使ってとにかくわかりやすく
解説いたしております。

フレスコ画の歴史や代表作と
技法の特徴についても!

ぜひ御覧ください。

フレスコ画とは?意味をわかりやすく!

 

フレスコ』の語源はイタリア語で
「新鮮」を意味します。

 

ハポネコが住んでいるメキシコの
スペイン語でも発音と意味が一緒!

 

イタリア語もスペイン語も
元は同じラテン語で
ルーツが一緒なのです。

 

フレスコ画とは壁に漆喰を塗り
乾ききらない新鮮なうちに
水に溶かした顔料で描く技法です。

 

漆喰は乾燥が始まると表面に
固い透明な被膜ができます。

 

 

この性質が絵を保護することになり
非常に耐久性の高い画面になるのが
フレスコ画の特徴です。

 

ただ漆喰が濡れているうちに
全て描いてしまわないといけません。

 

フレスコ画は材料に関する深い知識と
早く正確に描く職人的な技術と経験が必要です。

 

フレスコ画の描き方とは?

 

フレスコ画の具体的な描き方は
以下の手順で行われます。

① 壁面を水で濡らす。

 

② 漆喰を塗る

 

③ 下絵が描かれた紙。
線に沿って小さな穴が空いている。

 

④ 布に詰めた茶色の顔料を
ポンポンと叩いて下絵を壁面に転写する。

 

⑤ 漆喰が濡れているうちに
水で溶いた顔料で色を塗っていく。

 

漆喰が乾燥したら完成です。

 

ちなみに完成した後に接着剤を塗り
キャンバスの布に写し取ることができます

するとフレスコ画をどこにでも移動させ
鑑賞することができるのです。

この方法は“Calicot”または“Strappo”と
呼ばれる技法です。

 

 

 

フレスコ画の歴史や代表作と特徴をわかりやすく!

 

ルクソール神殿(エジプト・ルクソール) 
キリスト教徒によって描かれたフレスコ画

 

ギョレメの岩窟教会(トルコ・カッパドキア) 
9世紀-11世紀のフレスコ画

 

サン・フランチェスコ聖堂(イタリア・アッシジ) 
ジョットによる「聖人フランチェスコの生涯」
「玉座の聖母と4人の天使と聖フランチェスコ」がある。
13世紀末期のフレスコ画で世界遺産の一部。

 

ラファエロ『アテナイの学堂』 1509-1510
フレスコ、500×770cm、バチカン市国

 

システィーナ礼拝堂(バチカン市国)
ミケランジェロによる「創世記」「最後の審判」
16世紀前半の作品。世界遺産「バチカン市国」の一部

 

カーリエ博物館(旧コーラ修道院)(トルコ・イスタンブール) 
14世紀に描かれた末期ビザンティン美術の宗教画。
世界遺産「イスタンブール歴史地域」の一部

 

フレスコ画の特徴は絵を描くことと同時に
材料に関する知識と素材への慣れが必要になります。

 

この基礎技術は相当数の制作を経験しないと習得が出来ません。
なぜなら、顔料の定着は漆喰の化学変化によるもので
漆喰は個体差があり、気温や湿度等により
その性質が一定ではないのです。

 

加えて、描画中の化学変化の進行は顔料の定着を変化させる為
連日描き続けることでしか技術を保てません。
他の絵画技法に較べ短時間で制作しなければならず
そして描き直しも出来ないのです。

 

フレスコ画って難易度が高いですね(T_T)
昔の人ってすごいなぁ

 

アーティストは勢いを保ち一気に制作をします。
結果として緊張感のある絵の世界観が生まれます。

 

  • 鮮やかな色彩
  • 優しい肌合
  • そして高度な耐久性

 

これらはフレスコ画独自のものであり最大の魅力です。
歴史性豊かなフレスコ画を楽しみましょう。

 

 

フレスコ画の種類や機能とは?

 

フレスコ画の技法の種類は主に3つです。

 

ブオン・フレスコ

フレスコ画の代表的技法
一日に作業できる壁面に漆喰を塗り
生乾きのうちに絵を仕上げる技法。
毎日壁を塗り継いで絵を描いていきます。

 

ズグラフィート(グラフィート)

イタリア語の引っかくという意味。
日本語では「掻き落し」になります。
2層以上の層の漆喰を重ねて塗り
上の層を引っかき落として
絵をかいていく技法です。
外壁にも使われる方法で、
風雨にも耐久性が強い特徴があります。

 

フレスコ・セッコ

セッコとはイタリア語で「乾いた」という意味
乾いた壁面(画面)の上に顔料に定着剤を混ぜて絵を描きます。
顔料に定着剤を混ぜる方法は
テンペラの技法や、油絵と同じやり方です。

 

フレスコ画の機能として室内の大きな空間や
外壁に壁画を描ける特徴があります。

フレスコ画の材料とは?

 

フレスコ画はシンプルな材料(石灰、砂、顔料、水)を使いながら
豊かな歴史性と高度な技術を要する古典技法です。

 

生乾きの漆喰を壁に薄く塗り
それが乾燥しないうちに水で溶いた顔料で描く壁画技法。

 

漆喰中の石灰水が空気中の炭酸ガスと触れ
半透明の被膜を作ります。

 

壁が乾くにつれ、漆喰中の石灰水が蒸発し
空気中の炭酸ガスと触れ半透明の被膜を作ります。

 

こうした原理により接着剤の成分を含まない
色鮮やかな絵の具だけを
壁面に定着させることが出来るのです。

 

 

アマゾンではフレスコ画の材料が販売

お手頃なお値段で販売中です。

まとめ

 

フレスコ画とは?何なのか調査!
意味や描き方と材料の種類が
わかりやすく伝わるようにお届けしました。

漆喰は自然でエコな材料として
現代、見直され始めています。

ハポネコは昔の人の知恵ってすごいと感じました。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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