Hola~ オラ~ こんにちは ハポネコです。
今回はメキシコの壁画運動について調査!
とても重要なムーブメントだったのです。
ディエゴ・リベラやシケイロス、オロスコ
3大巨匠の作品がどこにあるのかも
詳しく調べました。
わかりやすく記事にまとめましたので
ぜひ御覧ください。
メキシコの壁画運動とは?わかりやすく解説!
1920年から1930年にかけて
メキシコで壁画運動が起こりました。
その経緯を年表でみてみましょう。
1877年 ディアス政権で近代化
1910年 フランシスコ・マデロが革命戦争を
1920年 オブレゴン将軍が大統領に 戦争は収束
同年 ホセ・バスコンセロスが壁画運動を再開
ディエゴ・リベラ、シケイロス、オロスコが参加
1929年 母国で批判が高まる
1930年 それぞれアメリカへ渡る
1932~33 メキシコへ帰国
なんのこっちゃですね(T_T)
わかりやすく解説します。
1877年よりメキシコのディアス政権では
海外資本や白人エリートに富が集中。

元々メキシコに住んでいた先住民のインディオ
その混血メスティーソなど多数の農民は貧乏に
そこで抵抗を始めます。

マデロの革命
「白人ばっかり儲けるルールおかしいじゃん!」と
1910年より革命戦争が始まったのです。
戦争が収束したのは1920年
この年にホセ・バスコンセロスが文部大臣に
メキシコでは図書館の名前にも。

詩人で哲学者だったバスコンセロスは
メキシコで芸術の振興を始めるため
国の建物の壁面を若い芸術家に開放。
これがメキシコの壁画運動の始まりです。
国のお金で自由に芸術活動が~
うらやますぃ~
なので壁画運動では白人優位・ヨーロッパを理想とした美術に代わり
先住民の伝統に基づいた美術が求められました。
当時のメキシコは文字が読めない人も多く
壁画は絵で教育を広めることもできました。
キャンバスよりも大きく形が様々な壁面は
アーティストのチャレンジ精神が試される場所に
そこでリベラ、シケイロス、オロスコが
メキシコ三大壁画家として有名になり
壁画運動は10年ほど続きます。
しかし1929年になるとオロスコが批判の対象に
リベラも共産党から除名されてしまい
1930年にはそれぞれアメリカに渡って壁画制作を
この時に手伝ったアメリカの助手やアーティストが
後に大画面の抽象表現主義へ
メキシコの壁画運動は世界に影響を与えました。
イサムノグチ、岡本太郎、北川民次など
日本人アーティスト達も大きな影響を受けます。
ちなみに壁画の技法はフレスコ画です。
フレスコ画とは何ですか?意味や描き方と材料の種類をわかりやすく!
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リベラやシケイロスとオロスコの作品はどこ?
壁画運動で有名になった
ディエゴ・リベラ、シケイロス、オロスコの
作品が鑑賞できる場所はどこか?
メキシコの観光スポットをご紹介します。

メキシコ国立自治大学
メキシコではUNAM(ウナム)と呼ばれる
メキシコシティ郊外のコヨアカン地区にある大学
世界遺産にも登録されたキャンパス内の
中央図書館にあるモザイク壁画は圧巻です。
またシケイロスによる作品「民衆から大学へ、大学から民衆へ」も
学長塔にあります。


国立宮殿
スペイン語ではPalacio Nacional(パラシオナショナル)
パスポートを持参すれば無料で見学できます。
メキシコシティのソカロの東側
ディエゴ・リベラの壁画「メキシコの歴史」が
有名な作品として見学できます。


チャプルテペック城
現在は、国立歴史博物館になっているチャプルテペック城。
「ディアス独裁制から革命へ」と名付けられた壁画は必見。
一室が全て壁画に囲まれた空間は迫力があります。


ベジャス・アルテス宮殿
現在はメキシコ国立芸術院として使われている
ベジャスアルテス宮殿。
大理石の外観が美しい建物です。
2~4階は美術館・博物館になっていて
メキシコ三大壁画家(シケイロス、ディエゴ・リベラ、オロスコ)や
ルフィーノ・タマヨの作品を鑑賞できます。


ディエゴ・リベラ壁画館
ディエゴ・リベラの傑作「アラメダ公園の日曜の午後の夢」を
展示するためにオープン。
幅15m、高さ4mの巨大な壁画は元々
ホテルのロビーに描かれていましたが
1985年のメキシコ大地震でホテルが倒壊。
向かいのこの施設に移動させたのです。


エスタディオ・オリンピコ・ウニベルシタリオ
メキシコ国立自治大学の道路を挟んで向かいにある
1968年に開催された、メキシコシティオリンピックのメイン会場
ディエゴ・リベラによるメキシコの家族と平和
そしてアスリートの姿が描かれてた立体壁画があります。

リベラ・シケイロス・オロスコの壁画の特徴は?
まとめ
今回はメキシコの壁画運動について調査!
ディエゴ・リベラやシケイロス、オロスコの作品も
どこにあるのか調べてみました。
旅行のときにはぜひ御覧ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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