バウハウスとは?建築やデザインを初心者にもわかりやすく解説!

Hola~ オラ~
こんにちは ハポネコです。

今回は「バウハウスとは?何ですか?」
という疑問について調査!

建築やデザイン、歴史について調べました。

有名なアーティストも運営に関わったので
ご紹介しています。

2019年は100周年になるバウハウス。
日本各地で開催される巡回展の情報も!

初心者の方にもわかりやすくまとめたので
ぜひ御覧ください(・∀・)

バウハウスとは?何ですか?

 

BAUHAUS(バウハウス)」とは
第一次世界大戦後にドイツ中部の街
ワイマール共和国に設立された、美術学校です。

 

1919年から1933年の14年間、そこでは
工芸、写真、デザイン、美術、建築など
総合的な教育を行っていました。

 

バウハウス誕生の背景には、19世紀末に
イギリスで起こった「アーツアンドクラフト運動」が
影響を与えています。

 

日本語では「美術工芸運動」
産業革命で生み出される粗悪な工業製品が増えたので
中世の手仕事に回帰しようとする運動でした。

 

初代の学長は建築家のヴァルター・グロピウス。

 

建築を最終的な教育の目標としているのが
バウハウスの教育システム。

基本教育を学んでから
それぞれマイスター(親方)の元で
専門のコースを学ぶスタイルです。

 

たった14年間の期間だったのですが
バウハウスの教育システムは後に世界中に浸透し
デザイン教育の規範になったのです。

日本では武蔵野美術大学や筑波大学など

  • ユーザー目線で
  • 機能を優先的に

 

現代では当たり前の理念は
バウハウスのデザイン教育からの影響があります。

 

バウハウスの歴史とは?

 

バウハウスの歴史は設立から14年だけ

校名 校長
1919年〜1925年 国立バウハウス・ヴァイマル  グロピウス
1925年〜1928年 市立バウハウス・デッサウ グロピウス
1928年〜1930年 市立バウハウス・デッサウ マイヤー
1930年〜1932年 市立バウハウス・デッサウ ミース・ファン・デル・ローエ
1932年〜1933年 私立バウハウス・ベルリン ミース・ファン・デル・ローエ

設立当初は国立だったのです。
場所や学長が変わっているのも特徴的です。

 

バウハウスは1919年にドイツ・ヴァイマールで誕生し
自由でユートピア的な雰囲気の中で教育活動を進めていました。

 

最初はのんびりとした、いわゆる美術大学です。
合理主義・機能主義的な考えと
表現主義的な考えが混ざっていました。

 

1922年頃をさかいに合理化、工業化へと方向転換し
ワシリーチェアや卓上ランプなどの機能美を追求した
製品を多く生み出していきます。

 

デッサウへと移転した1925年頃になると
それらの製品は一般に広く普及し
技術は実際の建築などにも積極的に生かされるようになります。

 

1934年、ベルリンでナチスによってバウハウスは閉校に
マイスターたちはアメリカなどに亡命

 

グロピウスはハーヴァード大学へ
モホリ=ナジはシカゴに設立されたニューバウハウスの校長になりました。

 

そして、元学生であったマックス・ビルの活躍とともに
バウハウスの理念は世界中に広められていったのです。

 

バウハウスの建築やデザインとアーティストとは?

 

バウハウスは、自然主義的で流線的で
装飾性が中心のアール・ヌーヴォーと異なり
幾何学的であり、機能主義的なデザインが特徴。

 

鉄筋やコンクリートなど強度がある
今までになかった新しい素材が建築に使われ
「壁のない広い空間」
「ガラス面が美しい」
などシンプルで斬新なデザインに。

 

現在のモダン建築・モダンデザインの
スタンダードを創り上げました。

 

新しい機械ないし、工業生産時代を迎えるにあたり
デザインはどうあるべきかという問題に取り組み
工場建築、集合住宅などに特に成果をあげました。

 

デッサウ(旧東ドイツ)にあるバウハウスの校舎は
シンプルな建物ですが、その近代建築への功績を含め
世界文化遺産に登録されています。

 

最初の校長になったグロピウスの言葉は
「すべての造形活動の最終目標は建築である。
建築を装飾することはさまざまな美術の最も高貴な課題である」

 

バウハウスのデザインの中心は建築だったことが
伺い知れる言葉になっています。

バウハウスの運営には有名なアーティストが関わっていて
1922年からの合理化に影響を与えたのは
ワリシーカンディンスキーの構成主義や
オランダのデ・ステイルの新造形主義でした。

 

パウル・クレー

カラーセオリーの授業はパウル・クレーの担当。
画像は実際に授業で使われていたもの。
色値と彩度が変化すると受ける印象は
どのように変わっていくかを表しています。
後に20世紀の色の概念を大きく変えるものへ。

 

ジョゼフ・アルバース

バウハウスの入門コースの責任者の一人
「素材学習」と「形の質」に注目していました。
彼の「正方形賛歌」という絵画シリーズ
全く同じ比率の四角形なのに
さまざまな色相、彩度、色値/色調で
見え方が変わっているのです。

 

ワリシーカンディンスキー

心理学と知覚を使った新しい色の手法を確立させ
生徒にも教えていました。
カンディンスキーは本来デザインというものは
構図と色の知覚的な融合によってのみ
生まれると考えていて、赤、青、黄色の3色を
一番重要な色だと考えていました。

 

ラースロー・モホイ=ナジ

先端技術に興味を持っていた彼は
より現代的な表現方法や創作方法
特にポスターデザインとタイポグラフィーに力を入れていました。

その結果、タイポグラフィーと写真を統合した
タイポフォトという手法が生み出されました。
この手法は、現在の広告業界で
今もなお中心的な考え方となっています。

 

バウハウスの美術館や展覧会とは?

 

伝説的な教育機関「バウハウス」が2019年
その創設から100周年を迎えます。
これを記念し、日本各地で関連する
イベントが行われることとなりました。

 

日本では「バウハウス100周年委員会」が発足。
2020年までの3年間に、「バウハウス100ジャパン」と題した
プロジェクトが展開します。

 

サイトはコチラ
http://www.bauhaus.ac/bauhaus100/

 

各地のバウハウス、巡回展の日程です。

バウハウス100展(仮称)

新潟展
会期:2019年8月3日~9月23日
会場:新潟市美術館(予定)
住所:新潟県新潟市中央区西大畑町5191-1

 

兵庫展
会期:2019年10月12日~12月1日
会場:西宮市大谷記念美術館(予定)
住所:兵庫県西宮市中浜町4-38

 

香川展
会期:2020年2月8日~3月22日
会場:高松市美術館(予定)
住所:香川県高松市紺屋町10-4

 

静岡展
会期:2020年4月11日~5月31日
会場:静岡県立美術館(予定)
住所:静岡県静岡市駿河区谷田53-2

 

東京展
会期:2020年7月17日~9月6日
会場:東京ステーションギャラリー
住所:東京都千代田区丸の内1-9-1297

 

まとめ

バウハウスとは?何か?
アーティストや建築やデザインを
初心者にもわかりやすく解説!

2019年はバウハウス100周年で
様々なイベントが多いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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