Hola~ オラ~ こんにちは ハポネコです。
今回は遠近法で描かれた絵画で
有名な作品や代表作を調査!
画像を使ってなるべく簡単に
わかりやすく紹介します。
ぜひ御覧ください。
遠近法って何ですか?わかりやすく簡単に!
遠近法とは
- 遠くにあるものを遠くに
- 近くにあるものを近くに
見せる絵画の技法です。
2次元である平面の絵の中に
まるで3次元の空間が広がるように
感じる遠近法。
遠近法はルネサンス期に大きく発展しました。
遠近法の歴史的流れ
年代 | 遠近法 |
B.C.30c B.C.8c(古代) B.C.8c(古代ギリシャ) B.C.4c(古代ローマ) B.C.3c(ヘレニズム) B.C.1c 3c |
重ねによる遠近法 並行投影図法 上下関係による遠近法 空気遠近法 投影法 短縮法 肉付け法 対角線による遠近法 色彩遠近法 縮小 |
5~15 c 中世(ルネサンス以前) | |
15c | 曲線遠近法 線遠近法 |
引用:画と遠近法I : 東西の比較から絵画教育の可能性をさぐる
それまでの絵画は宗教がテーマ
人が重なることで奥行きを表現していたんです。
しかも絵画は自由に描ける表現ではなく
宗教の元で禁止事項が多かったのです。
1000年以上もヌードは禁止でした。
ルネサンスでは
- レオナルド・ダ・ビンチ
- ミケランジェロ
- ラファエロ
3人の天才が現れ
それまでの絵画の決まり事を
大きく変える革命が起きました。
その中で遠近法を研究したのがダビンチです。
現在の線画によって表現する遠近法である
「透視図法」(線遠近法)と
空気遠近法を使い奥行きを表現しました。
とてーも簡単に遠近法の特徴を説明すると
遠近法を使った絵を飾って
狭い部屋をより広く感じたい
この様に考えるとわかりやすいです。
遠近法の絵画で有名な作品は?
主にルネサンス期の遠近法で有名な作品をご紹介!
マサッチオ『聖三位一体』
イタリアのフィレンチェ
サンタ・マリア・ノヴェッラ教会にある絵画
建築家ブルネレスキから透視図法を学んだ
ルネサンス期の画家マサッチオ(1401年~1428年)は
1点透視図法を使って『聖三位一体』を製作しました。
絵画の歴史においてマサッチオが初めて
消失点を使って絵画を制作した画家です。
宗教画なのに今までにない遠近法を使って
絵画技術を革新した有名な作品です。
レオナルド・ダ・ビンチ『最後の晩餐』
イタリアのミラノ
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会
マサッチオの絵画から遠近法を学んだダビンチ
世界的に有名な作品『最後の晩餐』(1495年~98年)では
1点透視図法を使っています。
イエスを中心とした作品のテーマと遠近法が
効果的でありながらバランスを保った作品です。
レオナルド・ダ・ビンチ『聖アンナと聖母子』
フランス・パリ・ルーブル美術館
モナリザなどダビンチの人物画の背景には
山岳の風景が好んで描かれています。
『聖アンナと聖母子』(1503~19年頃)にも
背景にある山の風景は、遠くをぼかした
空気遠近法で描かれています。
ペルジーノ『ペトロへの鍵の授与』
あの天才ダビンチも所属していた
フィレンチェのヴェロッキオ工房で学んだ
ピエトロ・ペルジーノ。
『ペトロへの鍵の授与』(1481年~82年)では
背景に遠近法で描かれた左右対称の理想都市を描きました。
ラファエロ『アテナイの学堂』
ペルジーノの弟子だったラフアエロは
1508年からバチカン宮殿で『アテナイの学堂』を製作。
合理的で洗練された構図には遠近法が用いられています。
テーマと技法がとてもマッチした作品です。
遠近法の絵画で日本の代表作は?
日本や中国など東洋では鳥瞰図が発展しました。
鳥瞰図とは空を飛ぶ鳥の視点から
地上を見おろしたように描いた図のことで、
建物や山などの立体感や遠近感がよく描かれ、
街の広がりや地形などを把握するのに適しています。
鳥瞰図はのちに平行投影図法に発展していきます。
西洋の線遠近法と東洋の平行投影図法は
奥行きに違いがあるのが特徴です。
『源氏物語絵巻』
平安時代末期の作品で、国宝に指定されている作品
源氏物語を題材にしている最古の絵巻。
西洋の遠近法とは違う平行四辺形を用いた
鳥瞰図のような表現がみられます。
洛中洛外図屏風
洛中洛外図(らくちゅうらくがいず)は
京都の市街(洛中)と郊外(洛外)の
景観や風俗を描いた屏風絵です。
戦国時代にあたる16世紀初頭から
江戸時代にかけて制作されました。
浮世絵
様々な浮世絵の絵師が
西洋の遠近法を取り入れようと
作品で試みました。
まとめ
今回は遠近法で描かれた絵画で
有名な作品や代表作を調査!
画像を使ってなるべく簡単に
わかりやすく解説いたしました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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