メキシコの死者の日はいつ?なぜ骸骨の飾りや花の意味や切り絵とは?

Hola~ オラ~
こんにちは ハポネコです。

今回はメキシコの死者の日はいつか?

くわしい由来や歴史と習慣や
なぜ骸骨(ガイコツ)の飾り付けや
花の意味や切り絵などをご紹介します。

日本とは違って、とても賑やかなお祭りムードに!

わかりやすくまとめましたので
ぜひ御覧ください(・∀・)

メキシコの死者の日はいつ?

 

2019年のメキシコの死者の日は

  • 11月1日(金)
  • 11月2日(土)

 

正式には、この2日間です。
11月1日の金曜日は祝日になるので
メキシコは3連休となります。

 

地域によっては人が多くなるので
旅行の予約などはお早めに。

 

スペイン語では
Dia de Muertos ディア  デ ムエルトス

日本語では死者の日と訳され
死者祭りと呼ばれることも多いですね。

 

2003年にはユネスコの無形文化遺産に
登録されました。

 

死者の日には死者の魂が
お墓の外に戻ると考えられ
故人が好きだった食べ物や飲み物
おもちゃなどを祭壇にお供えします。

 

カボチャを飾り仮装をしてパーティを行うなど
ハロウィンと共通する点も多いですが
メキシコの死者の日の方が伝統的で
古い儀式が多い印象です。


死者の日

  • 起源 アステカ文明発祥
  • 目的 ラテンアメリカの国々で亡くなった人々を思い出し敬い、祝う
  • 時期 11月1日と11月2日

ハロウィーン

  • 起源 アイルランドの異教徒
  • 目的 秋の収穫を祝い、怖い仮装をして悪霊を追い払う
  • 時期 10月31日

死者の日とハロウィンでは
起源や目的が全然違うのですね(^_^;)

 

メキシコの死者の日は
死者を敬いながらも、とても賑やか。
日本のお盆とは真逆の雰囲気で
街中がカラフルでお祭りムードになります。

 

気候も乾季で雨が少なく、涼しくなるので
旅行にもオススメのシーズンです。

 

ハポネコが住んでいるチアパス州の村
アグアカテナンゴのお墓では
昔ながらの伝統的な風景が楽しめます

 

メキシコの死者の日で骸骨(ガイコツ)はなぜ?

 

メキシコでは2500年~3000年前から
先祖のガイコツを身近に飾る習慣がありました。

 

ガイコツの意味は
死と生まれ変わりの象徴
だったのです。

 

また敵の部族を制圧した後
ガイコツをトロフィーのように
飾っていた習慣も…

ハポネコ

なんかちょっと野蛮だよねw

 

この習慣が死者の日の祝祭となり
地域に様々な形で伝承されてきました。

 

その中でもメキシコのアステカ族は
冥府の女神・ミクトランシワトル
捧げる祝祭がありました。


とても女神にはみえないんだけど…..

 

女神・ミクトランシワトルの仕事は

  • 死者の骨を見守ること
  • 死者の祭典を取り行うこと

 

別名「死の婦人」とも呼ばれていました。

 

ミクトランシワトルの特徴は3点

  • 麻痺した体(足を引きずり歩く)
  • 「星をのみ込むため」に開いた口
  • 死者の骨や、人の肉を切る石のナイフを持ってる

 

女神というか不気味なゾンビ….
アステカの人々にとっては
とても重要な女神さまだったのです。

 

これが死者の貴婦人、カトリーナに
捧げる祝祭に形を変えて
8月前半にお祝いをするように。

ハポネコ

元々は日本のお盆と同じくらいの日なのね~

1800年にはスペインの侵略があって
カトリックの「聖人の日」と融合して
現在の11月1日と2日が
メキシコの死者の日になりました。

 

この「聖人の日」がアメリカの「ハロウィン」と
繋がり、ルーツが似ているといわれる所以です。

 

メキシコの骸骨の作品で有名なアーティストは
風刺画家のホセ・グアダルーペ・ポサーダ。
骸骨の貴婦人「カトリーナ」を
1910~1913年に描きました。

スペイン人の入植後では先住民たちは征服され
自分たちのルーツを恥じるようになったのです。

 

女性たちはヨーロッパの上流階級に適応しようと
西洋の服装をマネたり、白人のように
白く厚化粧して、浅黒い自分たちの肌を
隠すようになりました。

 

そんな先住民女性を風刺的に描いたもの
それが「カトリーナ」でした。

 

ちょっと皮肉な歴史の上に生み出された
作品だったようです。

 

メキシコの死者の日で花や切り絵とパンの飾りの意味は?

 

映画『リメンバー・ミー』をご覧になりましたか?

 

 

メキシコの美しい「死者の日」が描かれ
夜の墓地ではキャンドルがあふれかえり
とても幻想的で美しいシーンがあります。

 

この風景、死者の日のメキシコで
実際に出会えますよ!

 

死者の日のオフレンダとは?

メキシコでは死者の日に死者を弔うため
「Ofrenda(オフレンダ)」と呼ばれる祭壇を作ります。

 

地域によって様々ですが
ハポネコは大学のコンテストに参加したことも

 

学生がそれぞれ自由に制作して
とても楽しかったです。

 

祭壇には

  • 砂糖の骸骨(シュガースカル)
  • 「Pan de Muerto」パンデムエルト
  • 亡くなった家族の写真
  • 故人の好きな食べ物や飲み物
  • マリーゴールドの花
  • Papelpicado(切り絵)

などなど沢山、飾り付けが行われます。

 

死者の日には死者を迎えるために
お墓も盛大に飾り付けます。

 

これ毎年行われるので
ぜひ死者の日はお墓も訪れましょう。

 

特にオススメは夜のお墓です。

 

何千本ものロウソクに火が灯され
とても不思議で幻想的な空間に変わります。

 

死者の日だけはお墓も特別なのです。

 

死者の日の花の意味は?

メキシコで死者の日に大量に使われる花が
マリーゴールドです。

 

マリーゴールドの花には
死者の世界から、祭壇まで死者を導く
という言い伝えがあります。

 

なのでメキシコの死者の日には
マリーゴールドは欠かせない花

 

オフレンダ(祭壇)やお墓には
必ずマリーゴールドが使われます。

 

死者の日が近づくとメキシコの田舎では
マリーゴールドが大量に栽培されて
市場でたくさん売られているので
街の中もとても賑やかな雰囲気になります。

 

死者の日の飾り付けで切り絵とは?

地域にもよりますが
死者の日に売られる切り絵を
PapelPicardと呼んでいます。

 

とてもカラフルな紙に
骸骨たちが賑やかに描かれています。

 

オアハカ州の工芸が有名です。

 

ハポネコが住んでいるチアパス州にも
オアハカの切り絵が売られています。

 

切り絵も死者の日の飾り付けには
欠かせないアイテムです。

 

まとめ

メキシコの死者の日はいつ?
なぜ骸骨の飾りや花の意味や切り絵とは?
についてまとめてみました。

死者の日は特別なので
メキシコ旅行される時はぜひ

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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