Hola~ オラ~ こんにちは ハポネコです。
今回はアウトサイダーアートについて調査!
海外と日本では定義や意味がちょっと違うみたいです。
またアール・ブリュットとの違いもわかりやすく解説!
猫のイラストレーションで有名なルイス・ウェインや
ヘンリーダガーについても詳しく調べました。
アウトサイダー・アートとは?何でしょうか?
わかりやすくまとめましたので
ぜひ御覧ください。
アウトサイダーアートとは?何ですか?
アウトサイダー・アートとは
- 社会の外側に取り残された人の作品
- 美術教育を受けていない独学の作品
と定義されています。
社会の外側→アウトサイダーは
わかりやすい単語なんですが
アートとどんな関係なんでしょう。
アウトサイダー・アートの歴史を調べてみると…
フランスには伝統的なアカデミーの制度があり
正しい絵画技法ではない芸術表現は2流!
と厳しく決められていました。
一部の識者による厳しい審査があって
サロンで認められると作品は有名に。
ガチガチのお硬い権威性があったのです。
絵が不自由だなんてキツイですね~
1945年 フランスの画家 ジャンデビュッフェは
強迫幻視者や精神障害者の作品も芸術作品であると
アール・ブリュット(生の芸術)を提唱。
しかし正しい絵画技法ではない芸術表現は2流!
こんな当時のフランスの状況では
障害者の作品もアートです!と
宣言しても誰も認めてくれません。
そこでビュッフェは精神科医のデータや
作品を集めて展覧会を開催し
1967年にやっと公的に認められたのです。
医学界と美術業界との橋渡し…
1972年になるとアール・ブリュットは
イギリスでアウトサイダー・アートとして
プリミティブアートや民族芸術
心霊術者の作品も含まれるようになりました。
日本では一般的にアウトサイダー・アートは
障害者のアートとして捉えられています。
海外では「伝統的な美術業界の外部」が
アウトサイダー・アートの定義です。
猫のイラストレーターでルイス・ウェインとは?
1860年にイギリスで生まれたルイスウェインは
猫を擬人化したイラストレーターとして人気に。
出世作は1886年の「猫たちのクリスマス」
日本では人間の方が強い猫の擬人化が多いですが
初期のルイスウェインのイラストは2足歩行の猫。
それから次第に人間のような表情や服装の
猫が登場してきます。
ルイスウェインの猫のイラストレーション作品の特徴として
『人間社会に対する風刺や皮肉』がちりばめられています。
多作で作品も人気を得たのですが
経済的な感覚が乏しかったルイスウェイン。
作品を安く買い取られたり
作品の権利を奪われたり
割の悪い契約などなど..
騙されることも多くてお金には困っていたそう。
1907年以降は人気も落ち目に..
次第に心の病も現れ、時に暴言や暴力も
現実とファンタジーの区別がつかなくなっていったようです。
1924年には精神病院に収容されます。
ルイスウェインは9年後、78歳で死去
この期間に病院で制作した作品の変化が
評価されています。
ヘンリーダーガーをわかりやすく!
1892年 シカゴで生まれたヘンリーダーガー
- 4歳になる直前に母を亡くし妹は里親に
- その後、父親は体調を崩したため
8歳でカトリックの少年施設で過ごします。 - 12歳で感情障害の兆候が現れ知的障害児の施設へ
- 16歳で施設を脱走
ヘンリーダーガーは一時期
男娼としても働いたようですが
その後は聖ジョセフ病院の掃除人として
73歳まで働くことになります。
19歳から81歳までの62年間
『非現実の王国で』を執筆
300枚の挿絵と1万5000ページ以上のテキストは
ヘンリーダーガーが亡くなる半年前まで
誰にも知られることなく続けられていました。
1972年、ヘンリーダーガーの病気がきっかけで
自宅にある大量の作品が発見されました。
ずっと住んでいたアパートの大家さんが
たまたまアーティストだったのです。
作品がこの世に見つけられたことが奇跡..
まぁストーリーがハンパないです。
美術教育を受けなかったヘンリーダーガーは
ゴミ捨て場などから拾った雑誌や広告を切り抜いて
作品に転写していました。
また熱心なクリスチャンで
教会のお祈りはかかさなかったそうです。
たぶん祈りがなかったら普通は
耐えられ無さそうな人生..
ハポネコはそう感じたのですが
ヘンリーダーガーはずっと少年の心を失わず
妄想の世界を楽しんで過ごしていただけなのかも
ヘンリダーガーの人生のストーリーと
作品の世界観が胸を打ちます。
まとめ
今回はアウトサイダーアートについて調査!
海外と日本では定義や意味が違っていました。
アール・ブリュットとの違いも面白かったです。
猫のイラストレーションで有名なルイス・ウェインや
ヘンリーダガーも衝撃的…
心を揺さぶられる作品が多いのです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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